バイク、この魅惑的な乗り物!

バイク、この魅惑的な乗り物!


バイクに乗った人だけが味わう快感、それがバイクの持つ魅力です。それではバイク・・・オートバイの魅力とはなんなのでしょうか? ひとことで言うと「スピード感」です。しかし、そのスピード感は自動車などで味わうスピード感とは決定的に違います。自分がまさに風そのものになったような疾走感なのです。めくるめくスピード感とでもいうのでしょうか、自分のからだ全体で早さや、風や、景色や、匂いや、厚さや、五感で感じるもののすべてを味わい尽くしながら走っていく快感なのです。

<キケンと常に隣りあわせ>
そんな魅力を持つバイクですが、この乗り物は一方で極めて危険な乗り物でもあります。バイクに乗ったことのある方ならお分かりかと思いますが、バイクを走らせていてヒヤッとしたことのある経験はおそらく一度や二度ではないはずです。しかもバイクの危ないところは、一度事故を起こすと極めて大きな事故につながるというところです。四輪車であれば走行中隣りを走っている車と軽い接触をした程度では大きな事故にはなりません。しかしバイクの場合、他の乗り物と接触したが最後、大きな事故につながる危険が極めて大きいと言えます。走行中隣りを走っているトラックに接触して転倒し、トラックの後輪に巻き込まれて命を落とす、などということもあります。あるいは道路の側帯を走っていて、停車中のタクシーのドアが突然開いて衝突し、大けがをするなどという事故もあるようです。また、自分だけの事故も起こしやすいのもバイクの特徴のひとつです。

<私のこんなキケンな経験>
もう何年も前の私の話になりますが、冬の寒い日、ツーリングに出かけ、大好きなオフロードバイクに乗って山道を走っていた時のことです。緩やかなカーブを50キロほどのスピードでまわっていました。バイクを傾けてコーナーを回ろうとした時に突然バイクが転倒したのです。路面が凍結していたのを知らずにコーナーに突っ込んだことが原因でした。アッと思う間もなくバイクは横倒しになり、気が付くと私とバイクは物凄い勢いでアスファルトの路面を滑って
いました。私の横を一緒に滑って行くバイクの金具が火花を散らしているのを見ながら「キレイだなあ」と思ったのを覚えています。不思議な感覚でした。私とバイクは対向車線に大きくはみ出して止まりましたが、対向車線から車が来なかったのは幸いでした。車が来ていたらアウトだったでしょう。また冬で厚着をしていたおかげで、服はボロボロになりましたがかすり傷程度で済んだことも幸いでした。

<それでもバイクに乗る>
そんな危険な経験をしても、やはりバイクの魅力には勝てません。あのシビレルような疾走する快感を一度でも味わってしまうと、そうそうやめられるものではないのです。このほかにも転倒して足を骨折したり、これも転倒して下腹に打撲傷を負ったりと、こうやって思い出してみると本当によく命があったものだと思います。しかし、そんな怪我をしてでもバイクに乗り続けていた私ですが、実はもうやめることにしました。なぜなら子供が生まれることがわかったからです。子供の誕生と共に私とバイクとの<めくるめく情事>もこうして終わりを告げそうです。



バイク 処分